初心者が知っておきたい、株とFXの違い

株と並んで投資家を賑わわせているのがFXです。

FXとはそもそも何でしょう?初心者は「なんか怖そう」「ハイリスクすぎる」という印象を抱きがちですが、FXは初心者でも投資ができるのでしょうか。

それも含めて勉強してみましょう。

【FXの特性と株との違い】

FXの正式名称は「外国為替証拠金取引」です。

簡単にいうと、株は「会社(銘柄)」に投資し、FXは「通貨」に投資をするのが最大の違いです。

株で取り扱い可能な銘柄は数千にも及びますが、FXは約30種類の通貨から選択することになります。

また、24時間取引可能であることと、初期投資の資金が低いことも特徴です。

これは、FX特有の「レバレッジ」という取引方法を行っているためで、投資金額の25倍もの金額で実際は取引を行っています。

1万円をひとつの通貨に投資するなら、初期投資額は25万円ということになります。

また、株には配当金がありますが、FXには「スワップポイント」というよく似た利益が発生します。

要するに金利のことで毎日もらうことができますが、逆に取られることもあります。

FXのほうが、株よりも投資金額が少なめであることと、24時間取引可能なため多忙なサラリーマンでも取引できる、取り扱っている通貨が少ないため選ぶ苦労が省ける、という点ではメリットがあるでしょう。

また、FXの大きな特徴であるレバレッジ取引を最大に利用すると、少ない投資で大きなリターンを得ることができます。

その代わり、初期投資が多くなればなるほど、ロスカット(株でいうところの損切りを強制的に行われること)が発生すると大損をすることもあります。

初心者には一概にどちらがオススメとはいえませんが、株との違いをよく理解して、自分に合った投資スタイルで選びましょう。

【FXの失敗談】

・Sさん FXを題材にした自身の漫画連載のために、余裕資金でなくアトリエ建設のために貯めていた1000万円をFXに投資。

まったくチャート分析を行わず、ハイレバレッジとナンピンの買いを続けたおかげで、強制ロスカットの憂き目に遭い一晩で数千万円の損失を被った。

・Xさん 主婦のため、誰に知られることもなくお小遣い稼ぎのつもりでFXに手を出した。

投資金額を少なめにする予定だったが、儲かったため味をしめて投資額を増やして使い込んでしまった。

損切りのタイミングを自分で見極められず数百万円の損を出してしまった。

【まとめ FXや株はギャンブルなのか】

こうした失敗談を読むと、FXや株はギャンブルなのかと思いがちですが、投資はギャンブルのような娯楽ではありません。

やるのなら、事前に勉強をする、シミュレーションをする、絶対に余裕資金以外から投資しない、投資後も分析をするなど努力が必要ということを覚えておきましょう。

税金や確定申告はどうすればいい?

株だけではないですが、利益を受け取った場合には税金は発生します。

株の初心者で、とくにサラリーマンなどは年末調整をしているから確定申告をしたことがないという人もいるのではないでしょうか。

これを機にしっかりと覚えましょう。

【株の利益にかかる税金】

株の売却益は所得となるため、所得税が発生します。

税率は20%となっており、取引口座が特定口座(源泉徴収あり)を選んでいる人のところには、実際の売却益が口座に入金されるときには既に源泉徴収されています。

もちろん配当金も所得となるため税金の対象となります。

税率や入金方法は売却益と同様です。

【確定申告の不必要について】

上記のように、特定口座(源泉徴収あり)を選んでいる人はすでに税金を納めているため、基本的には確定申告の必要はありません。

ただし、株で得た利益が年間20万円以下だった場合には、税金を払い過ぎている可能性があるため還付される可能性があります。

その場合は確定申告をした方がよいでしょう。

もし確定申告をしなかった場合は税金は戻ってこないため損をしてしまいますし、源泉徴収なしの特定口座を選んでいる人が確定申告をしなかったら追徴課税が課されるため、自分が確定申告が必要かどうかを調べる必要があります。

▼税理士のアドバイス・・・株で利益、「特定口座」利用なら確定申告は不要か

【損をした時こそ確定申告を】

通常、損をしてしまった時は確定申告をしても意味がないのでは?と初心者は考えがちですが、損をした時こそ確定申告を行うのが鉄則です。

複数の証券会社で株を保有している場合、「損益通算」という制度を使い利益と損益を相殺することができます。

例えば、A社で100万円の利益が出たのに、B社で100万円の損失が出れば相殺されるため利益は0円となるため税金はかかりません。

また、保有している株が全部マイナスだったという人も確定申告をしておきましょう。

損益通算の他にも「繰越控除」が適用されるため、翌年度に利益が出たとしても損失分が繰り越されるためその年に払う税金が少なく収まります。

ただし、3年を超えての繰越はできませんので注意しましょう。

【確定申告に必要な書類】

確定申告の方法は、一般に行われる確定申告のやり方と同じです。

ネット上で手続きができるe-tax(事前登録が必要)、国税庁のHPから書類をダウンロードして数字を入力してプリントアウトする方法、もし難しいということでしたら所轄の税務署で相談を受けながら申告の手続きができます。

必要な書類は源泉徴収票と証券会社から発行される「特定口座年間取引報告書」です。

納税は国民の義務なので、しっかりと行いましょう。